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今週で特別展公開終了です❗😲

2023.03.27

当館収蔵 五大名窯「超・傑作たち」のうちの1つである特別展【北宗「官」銘双鱼紋定窯盖盒(ほくそうかんめいそうぎょもんていようふたごう)】は今週で公開終了となります⭐

【北宗「官」銘双鱼紋定窯盖盒(ほくそうかんめいそうぎょもんていようふたごう)】 は、「超・傑作たち」と題しました五大名窯のうちの1つで、常設展示されている名窯よりもさらに状態の良いものとなっております❗
また、こちらの美術品は、特別展・特別貸切でしか見ることの出来ない貴重なものとなっております❗ まだご鑑賞いただけていない方は、ぜひ当館へ足をお運び頂き、お近くでご鑑賞くださいませ⭐

「定窯」

定窯は、唐時代に始まり、中国古代の定州一帯で焼成されていたもので、現在の河北省曲陽県内に存在していたことが考古学的発見で分かっている。中でも、宋時代から高く評価されている白磁は、淡い黄色みを帯びた温かみのあるクリーム色の釉色が特徴であり、この色は「牙白(がはく・げはく)色」とも呼ばれている。初期の白磁は金属器の影響を多く受けており、「官」や「新官」の銘が入ったものは宮廷への献上品であったとされている。文献や碑文には、中唐、五代時代の定窯で磁器焼成の監督や、税徴収を行う窯務官が置かれていたと記されている。宋・金時代には定窯の技術が向上し、石炭を燃料にする、口を下にして焼成する伏せ焼き技法による質の改善、印花紋・刻花紋・劃花紋などで器面を装飾するなど定窯の特殊性を形成する変化となった。これらは磁器の量産や質の一定化を可能とし、国内外の広大な市場への供給に繋がった。また、定窯白磁の特徴である釉色は、焼成燃料が薪から石炭に変わり、酸化炎焼成になったことで釉中に含まれる微量の鉄が作用し淡い黄色となっている。定窯は、北宋・金時代の宮廷御用磁器として献上されただけでなく、地域を越えて大遼・南宋の墳墓からも多く出土していることから、「天下第一」の誉れを得ている。

こちらの美術品は、高さ8.3㎝、口径16.0㎝、底径11.0㎝の初期定窯白磁であり、純白色の粘土にや少し青みのある透明釉を施したやや肉取りが厚く重厚であることが特徴です。また、「官」の銘が入っていることから、宮廷への献上品であったことがわかります。宋時代の他の名窯(五大名窯:汝窯、官窯、哥窯、鈞窯)は釉色や形状の美しさが評価を得たのに対し、定窯は印花紋・刻花紋・劃花紋などの精巧な装飾技法をが評価されており、主に、蓮華・草花・水鳥・魚・祥雲・龍などの紋様が施されています。こちらの美術品も器面に富と幸福のシンボルである双魚が施されており、その周囲には細かな波が描かれています。

※日本では平安時代、およそ1100年前

※展示内容は変更になる場合がございます。ご了承ください。

公開期間
2023年1月4日(水)~2023年3月31日(金)

休館日
土曜日・日曜日・祝日(但し、貸切・事前予約・特別開館日は開館)

※特別開館日に関しては、美術館ホームページの新着情報をご確認ください。
※休館日に入館をご希望する方は必ず事前(3日前)にお電話にてご予約いただきますようお願いいたします。
※ 特別貸切のご予約がない時に限り予約を受け付けております。

公開時間
美術館の開館時間に準ずる
https://nagoya-ceramic-museum.com

会 場
愛知県名古屋市中村区名駅三丁目26番21号
TOMIビル5階

ぜひご来館下さいませ🙇‍♀️

中国・宋朝 960年〜1279年 五つの名窯を展示している稀有な美術館として国内外にて話題を集めている世界唯一の美術館です。
ごゆっくりと、ご鑑賞ください。

※「超・傑作たち」と題しました五大名窯は、特別貸切の場合のみ公開を致します。
鑑賞をご希望する方は下記までお問合せ下さい。

何卒ご理解ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

ぜひ足をお運び頂きまして、ご堪能下さいませ☆

※当ビルのセキュリティの都合上、エレベーターが5階に停まらないことがございます。
1階TOMIビルタワーパーキング事務室にてチケットをお買い求めになってから5階へお越しいただきます様お願い致します。

ご招待券をお持ちの方も1階TOMIビルタワーパーキング事務室にて受付後、5階へお越しくださいませ。

※感染対策を徹底して行っておりますので、安心してご鑑賞いただけます。当館にお越しいただいた際には、出入口に設置してありますアルコール消毒をしていただきますようお願い申し上げます。

お問合せ
(株)シンカトリ TEL:052-541-2696